下野街道(または会津西街道)は、江戸時代に整備された、会津若松城下から下野今市に至る全長約130キロメートルの街道です。この街道は、会津と日光を結ぶ最短の道で、江戸廻米の輸送路として会津藩の年間数万俵にも及ぶ重要な役割を果たしました。道の両脇には茅葺き屋根の民家が並び、江戸へ向かう大名や旅人の宿駅としても重要でした。特に、大内宿は30軒以上の茅葺き屋根の民家が並ぶ様子が極めて珍しく、年間約80万人の観光客が訪れて賑わいを見せています。
この街道周辺にはさまざまな観光スポットがあります。以下にいくつかおすすめのスポットをご紹介します。
1. 下野市立しもつけ風土記の丘資料館 : 下野市の歴史を紹介する映像が流れるシアター室があります。
2. ポーセラーツサロン『NOUVEAU』(ヌーボー): ポーセラーツのサロンで、自由に作品を作成できます。
3. 天平の丘公園 : 桜の名所として知られ、毎年春に「天平の花まつり」が開催されます。
4. 道の駅しもつけ**: 地元の特産品や観光情報が充実しています。
下野街道(または会津西街道)は、関東側からは「会津西街道」とも呼ばれ、江戸への最短の道として、会津藩や近隣諸国の藩主が参勤交代に利用しました。歴史上の人物では、豊臣秀吉、伊達政宗、吉田松陰、そしてイギリスの探検家イザベラバードもこの道を歩いたことで知られています。
下野街道は、会津藩、北越後の新発田藩、村上藩、出羽の庄内藩、米沢藩などの参勤交代にも使用された主要な街道でした。明治時代には新たな道が設置され、物資の輸送路としての機能は急速に衰退しましたが、旧街道には今も昔の面影を残す石畳や一里塚、石塔群などが残っており、「全国歴史の道百選」にも選ばれています。
下野街道の歴史的な背景は、会津藩主の保科正之による整備から始まり、江戸時代を通じて物流の中心街道として機能し続けました。大内宿などの宿場町の面影も今に残っており、その歴史的な価値は高く評価されています。
会津鉄道は、福島県会津若松市に本社を置く、会津線を運営する第三セクター方式の鉄道会社です。
- 運行路線 : 会津鉄道は、喜多方・会津若松から浅草・新宿を結ぶ列車を運行しています。所要時間は4時間弱で、美しい風
景を楽しみながら移動できます。
また、会津鉄道では特別なイベント列車も運行されています。その一つが「お座トロ展望列車」です。この列車は、会津線を楽しめるトロッコ席、お座敷席、展望席の三つの座席で運行されており、絶景のビュースポットに停車したり、車内販売や郵便ポストなどのサービスも提供されています。
- 歴史
- 1984年(昭和59年)6月22日: 国鉄再建法により国鉄会津線が第2次特定地方交通線に指定されました。
- 1986年(昭和61年)11月10日: 会津鉄道株式会社が設立されました。
- 1987年(昭和62年)7月16日: 東日本旅客鉄道(JR東日本)会津線を転換し、会津線が開業されました。
お座トロ展望列車は、会津鉄道が運行する観光列車で、会津田島駅から会津若松駅までの区間で定期的に運行されています。この列車は、美しい風景を堪能しながら、トロッコ席、お座敷席、展望席の3つの異なる座席で快適に旅を楽しむことができます。
1. トロッコ席
- 窓がないため、春から秋にかけて会津若松市の文化ある街並みや下郷町・南会津町の大自然をダイレクトに体感できま
す。
- 自然の香りや風、太陽の光が感じられ、感動的な体験が待っています。
2. お座敷席
- 掘りごたつ式の座席で、足を伸ばしてゆったりとくつろげます。
- 家族や友人と特別な時間を過ごすのに最適です。
3. 展望席
- 通常よりも高い位置にあるリクライニング式のシートで、のんびり景色を楽しめます。
- 車内販売もあり、手ぶらで乗車できます。
4. 絶景での停車
- 会津線には名高いビュースポットが3カ所あり、景色を最大限に楽しむために鉄橋上で停車します。
- 思わず歓声が上がる絶景をぜひご覧ください。
お座トロ展望列車は、4月から11月の土日を中心に運行されています。運賃の他に座席指定券が必要で、Web予約も可能です。
湯野上温泉駅は、福島県南会津郡下郷町にある会津鉄道の駅で、日本でも珍しい茅葺屋根の駅舎を有しています²。この駅は、江戸風情と湯けむりの里をテーマにした駅名標が掲げられており、情緒ある雰囲気が漂っています。
- 茅葺き屋根の駅舎 : 駅舎は茅葺き屋根で覆われており、日本の伝統的な風景を感じさせます。春にはホーム沿いの桜並木が一
斉に花を咲かせ、風情ある景観が楽しめます。また、囲炉裏もあるため、大内宿の玄関口としても人気があり、撮影スポット
としても愛されています。この駅は2002年に東北の駅百選に選定されました。
- 足湯 : 駅の隣には源泉かけ流しの足湯「親子地蔵の湯」があります。列車を眺めながら、のんびりと足湯に浸かることがで
き、旅の疲れを癒すことができます。足湯は無料で利用できます。
甲子峠(かしとうげ)は、福島県西白河郡西郷村と南会津郡下郷町の境界にある峠です。かつて、登山道としての**国道289号(登山国道/点線国道)が経由していました。この峠の標高は1,400メートルです。
甲子峠は、福島県中通り地方南部の白河市などと、福島県会津地方南部の地域を結ぶ道中に位置しており、奥羽山脈の分水嶺を越えています。かつては改良されていない区間もあり、会津側から峠まで上ることができましたが、中通り側は整備が進んでおらず、麓の甲子温泉付近までしか上ることができませんでした。当時、未改良の区間は「登山道国道」とも呼ばれ、登山道にある国道標識が知られていました。
しかし、2008年9月21日に**甲子道路**が開通し、整備された道路を自動車で通行することが可能になりました。この道路は甲子トンネルや甲子大橋などで構成されており、国立公園(日光国立公園)内に位置しているため、自然に配慮した計画で整備されました。工事中には地層破壊などの問題が発生しましたが、現在は美しい景観を楽しみながら甲子峠を通行できるようになっています。
福島県の西郷村は、日光国立公園に指定されている甲子温泉をはじめ、四季折々の豊かな自然と豊富に湧き出る温泉が身心を癒してくれる場所です。
1. 甲子温泉(かしおんせん)
- 甲子温泉は、村内にある温泉地で、美しい自然に囲まれています。湯治宿所「勝花亭」や、樹齢300年と言われる双幹の桂
の木「剣桂」などがあります。
2. 雪割橋
- 阿武隈川の渓谷にかかる鉄橋で、谷底まで約50メートルの高さがあります。
3. 甲子高原
- 村の西側に広がる甲子山や赤面山、三本槍岳などの山々があり、美しい自然景観を楽しめます。
4. その他の観光スポット
- 堀川親水公園や大岩風呂など、自然と温泉を満喫できる場所が点在しています。
白河市は、福島県中通り南部に位置する市で、古代から歌枕として名高い「白河の関」が置かれて以来、みちのくの玄関口として知られています。以下に白河市の特徴や観光スポットを詳しく説明します。
- 地理
- 那須高原に面し、低地の白河盆地にかけて市街地及び農耕地が広がっています。
- 夏は涼しく、冬は寒冷ですが、市街地の積雪は少ない気象環境です。
- 主な河川には阿武隈川、社川、隈戸川があり、これらの源流域には優良農地が広がっています。
- 歴史・文化・自然遺産
- 白河市には多くの歴史的・文化的遺産があります。例えば、白河藩主松平定信が築造した日本最古の公園である南湖公
園、南北朝期に結城親朝により築かれた小峰城、源義経が名づけたとされる聖ヶ岩、氷河期の残存植物であるビャッコイの
自生地、そして日本三大提灯まつりの一つである白河提灯まつりなどがあります。
- 市環境
- 白河市は、交通の要所として古くから発展してきました。現在はみちのくの玄関口として、東北自動車道や東北新幹線な
どの高速交通体系に加え、首都圏に隣接する立地条件や地盤が固く良質で豊富な水に恵まれるなどの地域特性を生かして、
製造業を中心にさまざまな企業活動が展開されています。さらに、高速道路へのアクセスが向上しており、産業集積等によ.
る地域の活性化が図られています。
甲子トンネルは、福島県南会津郡下郷町から福島県西白河郡西郷村を結ぶ甲子道路にあるトンネルで、全長4,345メートルです。このトンネルは、甲子道路の一部として整備され、自動車通行不能区間を解消するために建設されました。
- 概要
- 名称 : 甲子トンネル
- 全長 : 4,345メートル
- 所在地 : 福島県南会津郡下郷町
- 開通年 : 2008年(平成20年)9月21日
- 目的 : 自動車通行不能区間の解消
- 工事の難航
- 甲子道路の建設は、山奥の豪雪地帯で行われたため、工事可能なシーズンが短いことや予期せぬアクシデントが重なり、
工事は難航しました。
- 2002年には降雨による地滑りが発生し、トンネル付近で工事が中断されたこともありました。
- 甲子道路の完成
- 2008年9月21日に甲子道路の主トンネルである甲子トンネルを含む区間が開通し、自動車通行不能区間が解消されました。
- 2019年3月25日には残された下郷町内の約2.6キロメートルの区間が開通し、全線が完成しました。
小野川は福島県にある美しい地域で、以下の2つの場所が特に知られています。
1. 小野川湖(おのがわこ)
- 小野川湖は、福島県耶麻郡北塩原村に位置しています。この湖は泥流や岩屑の堰止めによって小野川の渓谷に水をたたえた
もので、磐梯朝日国立公園に属しています。
- 湖の面積は約1.4平方キロメートルで、湖周りには素晴らしい湖岸風景が広がっています。また、「磐梯の松島」とも呼ば
れる小さな島が点在しており、キャンプ場やカヌーの基地もあります。
2. 百貫清水
- 小野川は福島県の一級河川で、阿賀野川水系の日橋川の第5次支流です。磐梯朝日国立公園内にあり、1985年に「小野川湧
水」として名水百選に選定されました。
阿賀野川(あがのがわ)は、福島県に源流を持ち、新潟県を流れ日本海に注ぐ日本の河川です。国が指定した**一級水系**であり、一級河川に指定されています。
- 流路と特徴
- 阿賀野川は福島県西部から発し、会津地方で阿賀川(大川)と呼ばれ、新潟県に入ると阿賀野川と名を変えます。
- 阿賀野川の本流指定部分は、福島県境から河口までの全長約210キロメートルで、流域面積は約7,710平方キロメートルで
す。
- 下流部の河川水流量は日本最大級の一級水系であり、広大な新潟平野を形成しています。
- 環境と観光
- 阿賀野川は美しい渓谷や湖沼を通り、観光スポットとしても知られています。
- 磐梯山噴火によって形成された裏磐梯湖沼群(桧原湖、小野川湖、秋元湖など)は、磐梯朝日国立公園内にあり、観光客
が訪れる人気のスポットです。
- 歴史的背景
- 阿賀野川は古くから清冽な水で流域に恵みをもたらしていましたが、高度経済成長期に工業廃水による水質汚染が問題と
なりました。
- 1960年代には第二水俣病(新潟水俣病)が発生し、阿賀野川流域でも有機水銀中毒が報告されました。この問題は昭和電工
鹿瀬工場から排出されたメチル水銀によるものでした。
GOTO旅行支援で行く、8つの紅葉ハーモニー! 宮城蔵王・裏磐梯、五色温泉、みちのく錦秋の絶景紀行の3日間、新幹線と大型バスで行く東北紅葉観光の映像(105)です。
バスは「大内宿」の駐車場から次の観光地、「雪割橋」に向けて走ります。
車内ではバスガイドから興味深い話がありました。これからの道中には「新甲子温泉」があるとのこと。その奥には「甲子温泉」があり、大黒屋という温泉宿があるとのこと。甲子温泉は約600年前に発見されたとのこと。「大内宿」は平日に営業している店は2~3軒ですが、日祝には多くの店が営業しているとのこと。ただ、「三澤屋」は、ほぼ365日営業しているとのこと。他の店は冬場はお休みが多いとのこと。バスはこの先の突き当りで右折するが、左は明治17年にできた国道だとのこと。右折すると会津鉄道の線路が見えてくるとのこと。ただ、会津鉄道は無人駅が多いとのこと。茅葺屋根で有名な湯野上温泉駅は友人の駅だとのこと。映像は4分まではピンボケなので、残念です。湯野上温泉駅はバスの左側に見えるとのこと。湯野上温泉駅付近の線路沿いは桜並木で春には美しいそうです。そして駅舎の中には囲炉裏があり、横の建物には足湯の施設があり、バスからも見えました。会津鉄道は「会津高原尾瀬駅」で野岩線に変わり、「鬼怒川温泉入口駅」につながります。この線は、東武鬼怒川温泉と浅草をつないでいます。このバスの走る「西街道」も栃木県の今市をスタートするとのこと。このままバスは福島県最期の町、「南会津」、そして「鹿沼」、「山王峠」を抜け、栃木県日光市へ。途中、ダム湖の五十里湖が見えるそうです。そして川治温泉を通り、鬼怒川温泉も通り栃木県の湯野上温泉へ。また、サルに発見された別名、「サルの湯」の話がありました。バス左下に見える「阿賀川」の河岸段丘の話もありました。川の浸食でその河岸段丘ができたとのこと。
新甲子温泉は、日光国立公園内に位置する自家源泉100%かけ流しの温泉です。標高800メートルの高原にあり、ブナやミズナラの原生林に囲まれています。この大自然の中で、鳥や昆虫が多く生息しており、四季折々の美しい景色を楽しむことができます。温泉の泉質は、肌をなめらかにするとされる三大美人泉質の炭酸水素塩泉と硫酸塩泉です。湯上がりは効果的で、美食尽くしのひとときを過ごすことができるでしょう。また、厳選した旬素材を使ったお食事も楽しめるそうです。新甲子温泉は、甲子温泉の5km手前に位置しており、江戸中期の白河藩主松平定信公が愛した風光明媚な地で、自然を満喫できるスポットとして知られています²。甲子山の山中にあるこの温泉は、夏には阿武隈川の渓流釣り、秋には渓谷の紅葉が楽しめる場所でもあります。
甲子温泉は、福島県西白河郡西郷村にある秘湯で、阿武隈山の自然に囲まれた温泉地です。この地には「旅館大黒屋」という一軒宿があり、源泉掛け流しの温泉と四季折々の味を楽しむことができます。大黒屋は白河藩主松平定信公が愛した歴史的な場所で、奥甲子の美しい風景を満喫できます。
甲子温泉の泉質はカルシウム・ナトリウム硫酸塩泉で、旅館大黒屋では大岩風呂や恵比寿の湯などの混浴風呂や露天風呂を楽しむことができます。また、山の沢水で喉を潤し、源泉そのままの温泉にゆっくりとつかることで、心身を癒すことができるでしょう。
甲子温泉は、阿武隈川の谷底に位置しており、大黒屋の駐車場を抜けた先は甲子岳へ向かう登山道となっています。この登山道はかつて国道289号の自動車通行不能区間だったが、2008年の甲子道路の開通に伴い国道の指定から外れ、酷道マニアの間では「登山道国道」として有名でした。
甲子温泉は、福島県西白河郡西郷村にある秘湯で、阿武隈山の自然に囲まれた温泉地です。この温泉は、至徳元年(1384年)に伊豆国最勝院開山和尚吾宝禅師の高弟州安和尚によって発見されたと言われています。
州安和尚は諸国修行の旅に出ていた際、白河の関で粗末な小屋を立てて日夜修禅に励んでいました。ある夜、一人の老翁が訪れ、和尚は彼を小屋に招き、一夜語り合ったところ、その老翁が温泉の源泉を知っていることが分かりました。この温泉は、干支で「甲子(きのえね)」という年で発見されたことから、「甲子温泉」と名付けられました。
江戸時代になってからは、元会津藩の浪人によって温泉宿が開かれ、松平定信公もこの湯を好み、この地に別荘を築いたとされています。そして、1961年にはこの地から温泉を引湯して、新甲子温泉ができたのです。
甲子温泉の旅館大黒屋は、福島県西白河郡西郷村にある秘湯で、阿武隈山の自然に囲まれた温泉地です。この地には「旅館大黒屋」という一軒宿があり、源泉掛け流しの温泉と四季折々の味を楽しむことができます。
旅館大黒屋は、白河藩主松平定信公が愛した歴史的な場所で、奥甲子の美しい風景を満喫できます。標高800メートルの高原に位置し、ブナやミズナラの原生林に囲まれています。四季折々の景色、鳥や昆虫の生息、清流の阿武隈川など、大自然の中で心身を癒すことができるでしょう。
甲子温泉の泉質はカルシウム・ナトリウム硫酸塩泉で、旅館大黒屋では大岩風呂や恵比寿の湯などの混浴風呂や露天風呂を楽しむことができます。湯上がりは効果的で、山の沢水で喉を潤し、源泉そのままの温泉にゆっくりとつかることで、心身を癒すことができるでしょう。
大内宿は、福島県南会津郡下郷町にある歴史的な宿場町で、茅葺屋根の建物が並ぶ風景が美しい観光スポットです。この街道内には飲食店やお土産屋さん、民宿などが並んでいますが、冬季には一部の店舗が休業することがあります。
平日に営業している店舗は、日によって異なりますが、約12〜20軒程度が営業していることがあります。土日はさらに多くの店舗が営業していることもあります。営業時間は各店舗により異なりますが、一般的に午前9時から午後4時までの間に訪れると、開店中の店舗が多いです。
湯野上温泉駅は、福島県南会津郡下郷町にある会津鉄道会津線の駅です。この駅は日本でも珍しい茅葺き屋根の駅舎を有しており、春にはホーム沿いの桜並木が一斉に花を咲かせます。駅には囲炉裏もあるなど、大内宿の玄関口として風情ある景観を提供しており、撮影スポットとしても人気があります。2002年には東北の駅百選に選定されたこともあります¹。足湯も駅内にあり、ホームへ入ってくる列車を眺めながらのんびりとくつろげる場所として利用できます。
会津高原尾瀬口駅は、福島県南会津郡南会津町滝原字羽根子にあります。この駅は、会津高原たかつえ、檜枝岐温泉、尾瀬沼山峠などへの玄関口となっており、駅建物「会津高原 憩の家」はお土産やお食事の店舗として利用されています。会津鉄道の会津線と野岩鉄道の会津鬼怒川線の分界駅でもあります。駅前には約12台分の駐車スペースがありますが、冬季は積雪のため駐車ができない場合があることに注意してください。周辺にはたかつえまで会津バスで30分、湯ノ花温泉まで会津バスで40分、木賊温泉まで会津バスで70分でアクセスできます。また、尾瀬への福島県側入り口の沼山峠まではバスで2時間です。
野岩鉄道株式会社(やがんてつどう)は、栃木県と福島県を結ぶ鉄道路線「会津鬼怒川線」を保有・運営する第三セクター方式の鉄道会社です。この路線は首都圏から日光、その先の会津若松へのアクセスに利用されており、東武鉄道鬼怒川線と会津鉄道会津線のそれぞれ終点をつないでいます。野岩鉄道は、美しい自然景観を楽しみながら、日光や会津地域を訪れる旅行者に利用されています。また、湯西川温泉ではかまくら祭りも開催されており、観光名所としても知られています。
「野岩鉄道」の名前は、保有路線の両端に由来しています。具体的には、栃木県の旧国名である「下野国」の「野」と、福島県の中通りと会津地方の旧国名である「岩代国」の「岩」を組み合わせています¹。このように、日光エリアと会津エリアの歴史的な名前を一字ずつ集めて「野岩」と名付けられたのです。
鬼怒川温泉入口駅(鬼怒川温泉駅)は、栃木県日光市鬼怒川温泉大原にある東武鉄道鬼怒川線の駅です。この駅は鬼怒川温泉の玄関口であり、周辺は鬼怒川温泉の中心地となっています。特急「きぬ」や「きぬがわ」、快速「AIZUマウントエクスプレス」、下今市始発の「SL大樹」などの始発・終着駅としても利用されています。鬼怒川温泉の美しい自然や渓谷美を楽しみながら、観光客が訪れる場所として知られています。
- 所在地 : 栃木県日光市鬼怒川温泉大原1390
- 電話番号 : 0288-77-1151
- 駅名の由来 : 江戸時代から「下滝温泉」や「滝の湯」と呼ばれたこの地は、開設時は「下滝駅」と命名されたのですが、昭
和2年に改称されました。深い山あいに続く鬼怒川は渓谷美で有名で、その荒々しい流れから「鬼が怒ったような」という意
味で「鬼怒川」と呼ばれたと言われています。
福島県の西街道は「山王峠」(さんのうとうげ)を抜けています。山王峠は、福島県南会津郡南会津町と栃木県日光市の境界に位置しており、国道121号の山王トンネルが峠のほぼ直下を通っています。また、野岩鉄道会津鬼怒川線も山王トンネルを通って峠の西側を結んでいます。この峠は、江戸時代には陸奥国会津若松と下野国今市を結ぶ下野街道(会津西街道)が通っていた場所でもあります。現在の国道121号も山王峠を経由しています。周辺は帝釈山脈と呼ばれる山脈に囲まれており、山王川や男鹿川などの谷に沿って交通路が発達しています⁴。紅葉の季節には美しい景色が広がり、多くの人々が訪れる人気スポットです。
会津西街道(あいづにしかいどう)は、江戸時代に会津藩主・保科正之によって整備された、会津の若松城下から下野の今市に至る街道です。この歴史ある街道は、関東と東北を結ぶ幹線ルートで最も険しい地形をゆくものとして知られています。現在の福島県道131号下郷会津本郷線や国道121号に沿って走っています。
会津西街道は、関東側からの呼称で、会津側からは「下野街道」や「南山通り」とも呼ばれていました。江戸時代には会津藩、新発田藩、村上藩、庄内藩、米沢藩などの参勤交代や江戸と会津以北を結ぶ物流の道として重要な役割を果たしていました。しかし、1884年に新たな道路である「会津三方道路」(現在の国道121号)が整備され、会津西街道の主要街道としての機能は衰退していきました。
会津西街道沿いには、古い遺跡や町並みが残されている場所があります。例えば、大内宿や氷玉峠などがあります。また、五十里ダムも会津西街道沿いに位置しています。このダムは、会津西街道が水没して通行不能になった後、代替街道として整備された「会津中街道」が形成されるきっかけとなった場所でもあります。
ダム湖沿いの現道を一気にバイパスするトンネルは、難工事となっているようですが、この街道の歴史的な価値や美しい自然景観を守りながら、新たな交通インフラの整備が進められていることを知っていただければ幸いです。
会津西街道沿いにあるダム湖は「五十里湖」(いかりこ)です。このダム湖は、福島県と栃木県の境界に位置しており、ダム・ダム湖横を国道121号が通っています。湯西川や奥鬼怒、会津などへの移動途中に気軽に立ち寄ることができる美しい場所です。
GOTO旅行支援で行く、8つの紅葉ハーモニー! 宮城蔵王・裏磐梯、五色温泉、みちのく錦秋の絶景紀行の3日間、新幹線と大型バスで行く東北紅葉観光の映像(106)です。
バスは「大内宿」の駐車場から次の観光地、「雪割橋」に向けて走ります。
車内ではバスガイドから興味深い話がありました。川の右側には花崗岩の奇岩が多く、人の鼻みたいに見えるとのこと。「塔のへつり」と呼ばれているそうです。阿賀川流域の名草上町には「名草の巨石群」があり国指定天然記念物となっています。今回のツアーでは寄りませんが、その入り口だけは見ていただけますとのこと。次回訪れる際にはお寄りくださいとのこと。下川町もそばの産地とのことで、今は新そばの時期だとのこと。このままいけば隣の栃木県に入ります。
花崗岩は、火成岩の一種で、マグマが冷え固まる過程で斑状組織を持つ岩石です。
- 概要
- 地下深部で形成された深成岩の中で、花崗岩は次の2つの条件を満たす岩石として指されます。
1. ガラス質を含まず、全体が細粒結晶の集合体であるため、流紋は見られません。
2. 黒雲母などの有色鉱物を1割程度含むものの、主成分は石英と長石であり、全体的に白っぽく見えます。
- 花崗岩は大陸や島弧などの陸地を構成する岩石として非常に一般的であり、各地で見つかります。平均密度は通常2.75
(g/cm³)付近であり、産地や品種によっては1.74 (g/cm³)から2.80 (g/cm³)と幅があります。
- 成分
- 花崗岩の主要構成鉱物は次の通りです。
- 石英
- カリ長石
- 斜長石
- 黒雲母
- 白雲母
- 普通角閃石
- また、磁鉄鉱、柘榴石、ジルコン、燐灰石などの副成分鉱物を含むこともあります。
- 分布
- 花崗岩は地球の大陸地殻上部に広く分布しており、大陸の表面を覆う比較的薄い堆積岩の下に横たわる基盤岩の大半を占め
ています。
- 日本の地表でも広く分布しており、阿武隈高地、関東北部、飛騨山脈、木曽山脈、美濃高原、近畿地方中部、瀬戸内海から
中国山地、北九州などで見られます。
花崗岩は、地球上で広く分布する深成岩の一種で、主に石英、斜長石、カリ長石、黒雲母から成り立っています。その外見は灰白色で、ゴマのように黒い粒が散在していることが一般的です。しかし、花崗岩は白色だけでなく、さまざまな色のバリエーションがあります。
1. 白色花崗岩
- 石英と斜長石が主成分で、カリ長石も含まれています。
- このタイプの花崗岩は一般的で、白っぽい外見をしています。
2. ピンク花崗岩
- カリ長石が豊富に含まれているため、ピンク色を帯びています。
- 長石がカリウムに富む場合、さらに鮮やかなピンク色になります。
3. 赤色花崗岩
- カリ長石が赤味を帯びている場合、赤色の花崗岩が見られます。
4. オレンジ花崗岩
- カリ長石がオレンジ色を帯びている場合、オレンジ色の花崗岩が存在します。
5. その他の色
- 有色鉱物の割合や結晶の成分によって、花崗岩はさまざまな色合いを持つことがあります。黒雲母の量が少ない場合は、よ
り明るい色合いになります。
福島県の南会津エリアには、阿賀川沿いに連なる奇岩があります。その名は「塔のへつり」。この景勝地は、全長約200メートルにわたって、阿賀川の右岸に沿って奇岩や奇勝が続く場所です。
- 塔のへつりとは、この地方の方言で険しい断崖を指します。この地域では、不思議な形をした岩々が連なり、まるで断崖絶
壁のように見えます。これらの岩は、風や波の浸食によって形成され、100万年以上の歳月をかけて現在の姿になったと言わ
れています。
- 岩々にはそれぞれ名前が付けられており、屏風岩、烏帽子岩、舞台岩、護摩塔岩、土俵岩、象塔岩、尾形塔岩、九輪塔岩、
櫓塔岩、屋形塔岩、獅子塔岩、鷹塔岩、鷲塔岩、鰐口岩、犬岩、夫婦岩などがあります。
- 藤見橋を渡って川の対岸へ行くこともでき、吊り橋からは阿賀川の美しい光景を眺めることができます。また、秋は紅葉の
名所としても美しい場所です。
名草の巨石群(なぐさのきょせきぐん)は、栃木県足利市名草上町にある、国の天然記念物に指定された特別な場所です。この巨石群は、黒雲母花崗閃緑岩と呼ばれる岩石から成り立っています。ここでは、風化によって割れた巨石が多数累積しており、その成り立ちは学術的にも貴重で、国の天然記念物として指定されています。
名草の巨石群は、花崗岩質の岩石が特有の風化作用によって形成されています。この風化作用により、節理に沿って割れた岩が雨水や水流によって浸食され、核心部の硬い部分が巨石として残るのです。名草の巨石群は、このようなコアストーンが積み重なるように残留したもので、弁天沢と呼ばれる小さな沢筋の谷間に多数の巨石が集まっています。
特に「弁慶の割石」や「お供え石」など、名前のついた巨石があります。例えば、「弁慶の割石」は三角形をした高さ約3メートルの巨石で、中央頂部から垂直方向に真っ二つに割れていると伝承されています。このような自然の奇岩は、名草の巨石群を代表するものとなっています。
名草厳島神社の境内には、これらの巨石が点在しており、訪れる人々に神秘的な雰囲気を醸し出しています。名草の巨石群は、自然の力が作り出した美しい風景であり、ぜひ一度訪れてみてください。
名草の巨石群へのアクセス方法は以下の通りです。
- 車
- 北関東自動車道「足利IC」から約25分で到着します。
- 近くにバス停がないため、車でアクセスすることをおすすめします。
- 駐車場
- 「里山体験型 名草キャンプ村」方面に駐車場があります。
- 駐車料金は無料です。
- 駐車場は広めで、駐車しやすい環境です。
- 駐車場からは西側の道を進み、名草厳島神社を通過するとその先に名草巨石群があります。
名草の巨石群は、鬼滅の刃のアニメに登場した岩としても知られており、静かな穴場スポットとしてハイキングに最適です。ただし、足元が悪く汚れやすい場所なので注意が必要です。ぜひ訪れてみてください。
「鬼滅の刃」に登場した岩を見ることができるスポットはいくつかあります。以下にいくつかの聖地をご紹介します。
1. 奈良県柳生町の「一刀石」
- 剣豪の里として知られている奈良県にある「柳生一刀石」は、人気アニメ『鬼滅の刃』の聖地巡礼の地として人気のスポ
ットです。
- この岩は、炭治郎が最終選別の修行中に割岩が見られる場所で、名シーンを再現することができます。
2. 京丹後市久美浜町の「神谷太刀宮」
- 京都府京丹後市久美浜町にある神谷太刀宮は、「鬼滅の刃」に登場する岩にそっくりな場所として知られています。
- 磐座の岩は高さ約5メートルもあり、多くのファンが訪れています。
GOTO旅行支援で行く、8つの紅葉ハーモニー! 宮城蔵王・裏磐梯、五色温泉、みちのく錦秋の絶景紀行の3日間、新幹線と大型バスで行く東北紅葉観光の映像(107)です。
バスは「大内宿」の駐車場から次の観光地、「雪割橋」に向けて走ります。
車内ではバスガイドから興味深い話がありました。新潟方面にある奥会津は何かの発祥の地だそうですが、よく聞こえませんでした。国道252号線沿いは見どころ満載だそうです。バスは下川町を走ります。
奥会津は、福島県会津地方のほぼ南西半分、会津盆地西部の七折峠より西、または盆地南部の博士山より南の山間地を指す広域地名です。もともと「奥会津」という表現は存在しなかったのですが、会津地方が観光地化される過程で、旧南山お蔵入地付近を会津盆地や耶麻郡と区分する必要から呼ばれるようになったと考えられています。現在では地元側も観光客誘致などで「奥会津」を自称して連携しています。
奥会津は豪雪地帯であり、越後山脈の一部をなし、国内でも有数の豪雪地帯として知られています。秋にはJR東日本只見線が奥会津を東西に貫いているため、紅葉と川面の見事なコントラストが形作られます。只見川およびその支流である伊南川、野尻川の流域沿いには、柳津町、三島町、金山町、昭和村、只見町、檜枝岐村、南会津町の自治体があり、水力発電が盛んです。ただし、超高齢化と過疎化が進んでおり、限界集落も多く存在しています。
また、奥会津は尾瀬国立公園、越後三山只見国定公園、そして2014年に指定された只見ユネスコエコパークを擁しています。只見ユネスコエコパークは福島県西端、新潟県の県境近くに位置し、世界的に貴重と評価されています。この地域は豪雪がもたらす厳しくも豊かな自然環境と、そこに生きる人々が共存しています。
奥会津の国道252号線沿いには、美しい景観や観光スポットがたくさんあります。
1. 只見線(Tadami Line)
- 世界一ロマンチックな鉄道として名高い只見線は、奥会津を走る路線です。のどかな風景を車窓から眺めながら、のんび
りと旅を楽しむことができます。ファンも多く、遠方から毎週乗りに来る人々もいるそうです¹。
- 会津川口駅**から徒歩約10分の場所にある第一只見川橋梁展望台からは、只見川沿いの集落や列車の風景を楽しむことがで
きます。
2. 原風景の好景観
- 大志集落は只見川沿いに位置しており、集落の先の「かねやまふれあい広場」や、高台の尻吹峠からは、原風景の美しい
景観を望むことができます。
3. 圓蔵寺
- 圓蔵寺は、会津坂下インターチェンジから国道252号線を只見川流域沿いに進むと訪れることができる寺院です。1200年の
歴史を誇り、日本三虚空蔵尊に数えられています。
4. 道の駅 奥会津かねやま
- 奥会津かねやまは、美しい山々に囲まれた施設で、只見川や沼沢湖を眺めることができます。四季折々の風景を楽しむこ
とができ、近隣にはオートキャンプ場や温泉施設もあります。
バスは左の写真にある「雪割橋」の駐車場に到着しました。ここで私たちはバスを降りました。
そして駐車場から階段を上って「雪割橋」に向かいました。
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バスは「雪割橋」に到着しました。雪割橋にある駐車場でバスを降り、雪割橋からの紅葉の絶景を堪能しました。